FUKUOKA UNIVERSITY CHIKUSHI HOSPITAL ORTHOPEDICS
整形外科は運動器(骨・関節・筋肉・腱・神経など)の病気・外傷を診療しています。 関節の痛みに対して、最新の知識・技術を元に正確な診断と適切な治療を行っています。
当科は国内有数の肩関節手術症例数があり、西日本一円から紹介患者さんが来院されます。 また、地域医療支援病院という側面から、近隣の診療機関から外傷・関節リウマチ・膝関節疾患・股関節疾患の患者さんの紹介も積極的に受け入れています。
すべての手術は低侵襲で早期復帰を目標におこなっていますが、機能の回復にはリハビリテーションが重要です。 外来でのリハビリテーションはおこなっていないため、手術後は転院して入院中からのリハビリを継続していただいています。
2022年の当科の手術件数は630例で、外傷の手術が350例と半数以上を占めていました。また部位別では肩関節疾患・外傷に関する手術が185例で最も多く、その内104例(56%)が関節鏡視下手術でした。関節鏡手術は皮切が小さく手術瘢痕(傷跡)が目立ないため、女性でも肩や膝関節の手術を受けた後に、ノースリーブやミニスカートを着用することができます。また従来の直視下手術に比較すると筋肉や組織へのダメージが少なく術後の疼痛が軽いのも特徴で、リハビリテーションが容易に行えるためにスポーツ選手の術後早期リハビリも可能になりました。当科では肩関節疾患に対する関節鏡視下手術だけでなく、患者さんの生活の質(Quality of Life; QOL)を向上させる多数の手術・治療を行っています。人工膝関節置換術・人工股関節置換術は、これまで歩行が困難であった患者さんが旅行にも行けるようになり多くの患者さんに喜ばれています。
院 名 | 福岡大学 筑紫病院 整形外科 |
住 所 | 〒818-8502 福岡県筑紫野市俗明院一丁目1番1号 |
電 話 | 092-921-1011(代表) |